沖縄では桜(ソメイヨシノ)を見ることができない!
桜といえば『ソメイヨシノ』だと誰もがイメージすると思うのですが、沖縄人にとっては全く無縁の桜です。
ソメイヨシノ(染井吉野)↓

どうも、管理人のヒロヒロです。
私は東京に来るまではソメイヨシノという品種すら知りませんでした。沖縄にいた頃は、桜は桜でしょ?何か種類があったの?こんな感じでしたね。(笑)
沖縄でソメイヨシノが見れない理由
そもそも沖縄には、ソメイヨシノが植えられていないと言う人もいますが、ちゃんと調べると植えられているみたいです。だけど開花できないのだそうです。なぜ?
これも調べて初めて知ったことなんですが、桜と言うのは「休眠打破(きゅうみんだは)」といって、寒い時期を一定期間すごして、徐々に暖かくなることで開花するそうです。
でも沖縄は年中暖かいので、ソメイヨシノが開花のために必要な寒さに達しないそうです。

さすが! 常夏の沖縄だけど、ソメイヨシノ推しのファンにとっては大打撃やん!
やっぱり沖縄の冬は暑い! という理由から、まことに残念ではありますが、沖縄ではソメイヨシノが開花しているのを見ることができないのです。
ちなみに、沖縄ではスギやヒノキの花粉が飛ばないもの「休眠打破」がおきにくいからだとされています。↓
じゃあ沖縄の桜ってどんな品種なの?
沖縄では、「寒緋桜(かんひざくら)」という品種がメジャーです。
寒緋桜(かんひざくら)↓
鮮やかなピンクが特徴で、梅の花をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。

実はむかしは、「緋寒桜(ひかんざくら)」って、ヒロヒロは言っていたんですけど、今はどうやら「寒緋桜」で統一されてきているようです。
なんでも、「彼岸桜(ひがんざくら)」と言い間違えたり、聞き間違えるからと言う理由で、「寒緋桜」に変えたのではないか?と言うことらしいです。(マンガの「彼岸島」しかイメージできない。笑)
彼岸桜(ひがんざくら)↓
寒緋桜には非常に残念なことが1つある!
また話を寒緋桜に戻しますが、この沖縄でよく見る寒緋桜は見た目は鮮やかでとても綺麗なんですが、ひとつだけ残念なところがあります。
寒緋桜(かんひざくら)↓
それは、花びらが散りません。
今、ソメイヨシノに馴染みのない沖縄人の皆さんは、ポカーンとしていると思います。
そうなんです! あのヒラヒラと舞う桜吹雪が寒緋桜では全く見れないのです。(残念)
東京に来て初めて、桜が散る瞬間を見たときは、さすがに男でも感動しました!
うわぁ~これかぁ~桜吹雪というのは↓
↑これじゃねぇよ、(しかも目を隠しきれてない…)
桜吹雪はこっちね。↓
一方で、寒緋桜は花びらではなく、つぼみごとボテッと落ちます。↓
ボテッ!ボテッ!といっせいに散ったらアル意味で迫力はあるけど、ソメイヨシノの桜吹雪がだんぜんキレイなんですよねー。
日本全国には約600種もの桜があるそうで、品種によってこうも見ごたえが違ってくるのですね。

ソメイヨシノに慣れてしまっていると、沖縄の桜には少し物足りなさを感じるかも知れませんが、寒緋桜もそれはそれで良いもんですよ。
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