
どうも! 沖縄人のヒロヒロと申します。
今日はわたしが実際に体験した、沖縄の世間がせまい話の一部です。
沖縄の世間がせまい話(第1話)
沖縄の人間関係と言えば、親戚のつながりが濃いとか、友達どうしの絆が昔からあるなど、なんとなく凄そうなイメージを抱く人もいると思いますが、それにも引けを取らないのが沖縄特有の世間の狭さです。
2015年1月の時点で沖縄県の人口は「142万人」を超えており、全国でも27位と言うと驚く人も多いと感じております。
人口が少ないのであれば世間が狭くなるだろうと思うのですが、これだけの人口であっても沖縄では、ありえない確立で知り合いが知り合いを呼びます。(笑)
’90年代後半の若気の至りで…
さかのぼること15年以上も前。
当時17歳だった私は、とある田舎の高校に通っていて、高校2年生にもなるとすっかり高校にも慣れてたくさんの友達も出来ました。
当時、流行っていたのはPHSです。(通称、ピッチ)
もしかしたら知らない子のために、一応説明しますが、携帯電話よりも前に流行った電話機のことです。(笑)
当時は大人でもポケベルの時代なのに、高校生はみんなピッチに憧れたものです。
でも私は親の反対でピッチを持たせてもらえなくて、ポケベルでなんとか頑張っていましたね。
そんなある日、高校1年のときから親しくなって、ピッチを持ち始めたばかりの「友人A」から

次の日曜、空いてる?

うん
すぐにニヤける友人Aの考えてることが分かりました。

ついにきた?

うん。

おぉー!さすが!他にダレ呼ぶの?

シー!!声がデカイ!(怒)

ごめん、ごめん。

オレとおまえ、友人B、〇〇先輩。

〇〇先輩も?

そう、〇〇先輩のバイト先で飲む。

なるほど!場所は?

『北谷』←(笑)

相手は?

〇〇高校の2年生。

うぃー!!

バカ!声デカイ!(怒)
お互いの拳を小さくチョンとくっつけた。
当時はピッチを持っていれば、それだけで色々な人と番号を交換して、遊ぶことが流行っていました。(通称、メル友)
今ではスマホで簡単に連絡できるのが当たり前ですが、家電(家の電話機)に電話しなくてもお互いピッチを持っていれば、
すぐにいつでもやり取りが出来るっていうことが、当時の高校生には、とてつもなく便利な電話機でした。(今の子共は恵まれている)
↓光るアンテナとか流行ったし(笑)
ついに迎えた日曜日! 当時の高校生なりにオシャレをしていざ現場へ。

だれにも言ってないよね?

当たり前さぁ。
友人Aがニヤリと笑う。

先輩は先に行って準備してるみたい。
たぶん、後にも先にもココまで妙な興奮をしたのは、この1回目の合コンだけだと思う。(ん?1回目って事はその他にも、、、)
ハッキリ言って当日は何をしゃべったのか? 何を食べたのか? はよく覚えていません。(未成年の飲酒は法律で禁止されています)
当日のことを書きたいのですが、ある時間から記憶が飛んでいるのです。
ただ気になる「Cさん」が出来たことだけはかすかに覚えていますが、当時は相手の連絡先を聞くテクニックなど持っておらず、そのままお開きとなりました。
沖縄の世間の狭さはすぐそこに!
月曜日の朝。
前日の楽しい記憶よりも「頭痛」と「吐き気」がします。 完全に二日酔いですね。
さすがに親にバレて、朝からこっぴどく叱られ、それでも学校に行かなければいけないと、社会の厳しさを初めて知りました。
学校に向かう途中で「Cさん」のことが頭をよぎります。
あ!そうだ! 友人Aはピッチ持ってるし、相手の子の誰かと連絡を交換しているはずだから、またセッティングして会うことができる。
そんな妙な安心感と、ピッチが欲しいと言うことを考えながら歩いていると、学校に近づけば近づくほど、今までにない脱力感が襲ってきます。 二日酔いの悪化
なんだか嫌な予感がしてくるのです。 暑いはずなのに鳥肌が立ち始めたかと思うと、背筋からは変な汗が出てきて、今にも何かが出てきそうなのです。 吐き気じゃね?
なんだかさらに嫌な感じがしてきて、あ~怖いなぁ、怖いなぁ、怖いなぁ、(稲川淳二かよ!) そう思いながらも足は自然と学校に向かっています。
すると突然!
まだ、校門までは100mぐらいある場所で、私の背後から肩をグイっと引っ張るヤツがいました。
友人Xでした。←初キャラ
私は一瞬、友人Aかと思いましたが、全く違うことにやや動揺してました。

ぬぅー! (意味:なんだよ!)

昨日の日曜日、北谷にいただろ?

はぁ? ←明らかに動揺

Cさんっていたか?

・・・

Cは、俺のいとこだよ!(爆笑)

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ????
通学している多くの生徒の視線を人生で初めて集めました。

声デカイよ!(爆笑)
愕然とする私は、最初は何かの冗談かと思いましたが、話を整理すると、北谷で会った相手のCさんは、私の高校に「いとこのX」がいることは黙っておいて、
解散した日曜日の夜に、すぐに「いとこのX」に連絡をいれ、普段の私や友人Aや友人Bなどがどんな人なのか? と探りをいれられていたらしいのです。
まさか校門にも入る前に友人にバレていたなんて、人生で初めて「沖縄の狭さ」と言うものを実感した日でした。
すぐに「友人A」にも報告しようと思いましたが、肝心の「友人A」も「友人B」も学校には来ていません。
2人とも欠席です(笑)。 二日酔い
そこで私は休み時間に公衆電話から友人Aに電話をかけました。

Aか?大丈夫? 大変なことになったよ!

ヒロヒロ?学校行けたの? やっぱり大変だな!

みんなの噂になってるぞ!

だよな! 日曜日はキツイな。今度は土曜日にしよう!

そっちの大変って意味じゃないし!(怒)
完。
PS:その後、Cさんにアタックする気にはなれず、それっきり会ってはいません(泣)。
『沖縄の世間がせまい話シリーズ』↓




*第5話は準備中です。
おすすめ記事



最新情報をお届けします
Twitter で「沖縄が東京に住むと、」をフォローしよう!
Follow @okinawa101602