沖縄の企業で人手不足の危機感があるのは92.4%
沖縄は仕事がない!というのが、今までのイメージかも知れません。
そんな沖縄で今、
人手不足が起こっているという新聞記事を見つけました。
まさか!あの仕事がない沖縄で?
調査に乗り出したのは、
2014年11月下旬から、2015年2月上旬まで、
沖縄振興開発金融国庫が、
323社からの回答をまとめたものです。
なんとこの調査って、初の試みなのだそうです。(笑)
このことからも、いかに今までの沖縄は人手不足には縁のないほど、
仕事がなかったと言っても、決してオーバーではないかも知れませんね。
さて、気になる調査の結果ですが、
正社員が、既に不足している!
もしくは、今後不足の懸念がある!と回答した企業は、
54・4%と過半数を占めたそうです。
その中でも、飲食店や宿泊業では、
正社員と非正規社員での不足は、
90・9%となったそうです。
なんと9割もの企業が、不足を感じている、
もしくはすでに、危機感があるんですね!
しかも、すでに業務への支障が出ていると、
答えたのは、全産業で52・3%もあって、
今後、支障が出る可能性のある企業も合わせると、
92・4%の企業が、「はい」との回答だそうです。
んー今までの、沖縄の過去から言って、
すぐには信じられない数字ですけどね。
肝心なのは労働環境と賃金ではないか?
ネットでは、何かとブラック企業だの、
社蓄だのと騒いでいますが、
沖縄もそれは、決して例外ではなく、
雇用条件や労働環境が、
非常にまずい会社も多々あります。
(平均年収、全国最下位ですし、、、)
ただ、それでも仕事があるだけマシで、
そんな会社なんて、選んでいたら、
いつまで経っても仕事は見つからないし、
一生働くのは無理!とまで言われるほど、
沖縄には、低賃金と長時間労働が当たり前です。
そうはいっても、中には良い会社もあるとは思いますが、
そんな好条件の会社は、求人倍率も非常に高いのは、
言うまでもありませんし、むしろ公務員志向になるのが必然です。
調査結果の続きです。
人手不足なのは分かりました。
じゃあ、何か対策はしているのか?ということですが、
「賃上げなど労働条件の改善」の実施が61・9%、
「今後実施予定」が21・9%で、
「非正規社員の正社員化」は46・0%が実施したと、
回答をしているそうです。
これはなかなか良い数字だと思います!
ですが、すでに仕事をしている人達まで、
その恩恵があるとは、なかなか思えません。
それに、この調査には介護士や保育士など、
すでに昔から人手不足が深刻化している企業は含まれていないそうです。
(それって一番大事では?)
私の友人にも、介護や保育の現場で働いている人はいますが、
みんな口をそろえて、年収が低いとグチります。
すでに人手不足の業界で、未だに低賃金が横行しているので、
この新聞記事だけで、両手をあげて喜ぶのはまだ早い!
と思ってしまうのは、きっと私だけではないはずです。
(油断すんなよぉ)
今後、沖縄の平均年収が上がった結果がでて、
はじめて信用できるのかも知れませんね。
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