
どうも! 沖縄人のヒロヒロです。
今回は「ゴーヤ」か「ゴーヤー」かの表記問題についてです。
訂正:実は長年「ゴーヤ」は間違いで「ゴーヤー」が正しいと思っていたのですが、八重山毎日新聞によりますと、八重山の方言では「ゴーヤ」と言うらしく、どちらも正解と判断しております。(2019年時点)
「ゴーヤー」は八重山方言では「ゴーヤ」、数年前老人クラブから指摘され、「地元の新聞社は気をつけてほしい」とおしかりを受けた▼以来「ゴーヤー」は製品名などを除き、「ゴーヤ」と表記している。(参照:八重山毎日新聞2008年2月12日『ゴーヤーは八重山の方言ではゴーヤ…』より抜粋)
ゴーヤではなくゴーヤーと言いたい!
正しくは「ゴーヤー」です。と言いたいのですが…
上記にも書きましたが八重山の方言では「ゴーヤ」が正解のようで、本島出身の私は意外な事実を知って驚いたと同時に、どちらか統一できないものかと思いましたが、
今さら「ゴーヤー」から「ゴーヤ」に統一されてもちょっと慣れないし、逆に今まで「ゴーヤ」に慣れている八重山の人達も「ゴーヤー」になると戸惑うでしょう。
方言って島によっても全然ちがうし、イントネーションだって微妙な違いですぐに地元の人じゃないって分かるぐらいですからね。

文章では伝えにくいのですが、沖縄本島の「ゴーヤー」のイントネーションとしては、「ゴーヤァー↑」って感じです。(笑)
たかが「ゴーヤー」されど「ゴーヤ」ですが、沖縄の名産品の中でも熱い思いを持っている人が多いでしょうから、今さら表記を統一するのは無理だろうと思っています。
沖縄でも「ゴーヤ」と表記されると騒がれた!
その昔ネットの書き込みで、沖縄のスーパーでも「ゴーヤ」と表記されていたそうで、それに対する沖縄人の突っ込みが凄かったです!
「移住してきた人が書いたのでは?」とか、「そんなスーパーには行きたくない!」とか、「若い子はゴーヤー食べないからねぇ!」とか、ゴーヤーでそこまで熱くなるんだぁと思ってしまいました。
たかがこの「ー」横棒一本だと思うけど、沖縄の方言ですから微妙な部分も表現して欲しい気持ちも分かります。
それが「ゴーヤー」が当たり前と思ってい人達からすれば、「ゴーヤ」が普通の名前になるでは? という危機感を持つのだと思います。
一方東京ではゴーヤーはどう扱われているのか?

私は2000年ごろから東京に住みついたのですが、当時はゴーヤー自体が東京では珍しくて、スーパーで見かけることなんてほとんど無かったです。
東京で「苦くて苦手」と言われるのは全然良いと思っているのですが、「まずい!あんなのよく食べるよな!」とか言われたらカチンときます。
今でこそ「チャンプルー」という方言が東京でも通じるぐらいになりましたが、昔はゴーヤーの皮を剥いて食べたとか聞いたこともありましたよ。笑
昔は苦瓜(にがうり)と表記されていた。
以前は東京でゴーヤーは「1本250円」ほど高価な食べ物でした。 それが2001年のNHKで沖縄を舞台にした、ドラマ『ちゅらさん』で一気に沖縄ブーム到来!
すると、今までスーパーではあまり見かけなかったゴーヤーが、夏になると当たり前のように野菜コーナーに並ぶようになってきて、
値段も150円ほどで手に入るようになったり、セールの時は98円まで下がるときが今でもあります。 さらに、「苦瓜」という表記から「ゴーヤ」に変化しました。

「苦瓜」ではなく「ゴーヤ」ですよ! 沖縄の方言が東京で採用されるなんてビックリしたし、めっちゃ嬉しかったのも今でも覚えています。
今やスーパーによっては「ゴーヤ(苦瓜)」と表示されている店もあるので、東京でも苦瓜よりもゴーヤーの呼び名が定着しているんじゃないかと思っています。
TBSラジオに「ゴーヤ」の投稿があった
2014年の春ごろだったと思うのですが、たまたま聞いていたTBSラジオ(番組『たまむすび』)で、生まれて初めて上京してきた沖縄人が、
東京のスーパーではどこに行っても「ゴーヤ」と表記されていることに、沖縄人としては突っ込まずにはいなれなくて、どうかラジオで「ゴーヤ」ではなく「ゴーヤー」と言うことを広めて欲しいという内容でした。(笑)
ラジオのDJもそんなことは初耳だったようで「勉強になります!」といって、ラジオをお聞きのスーパーの関係者に「どうか「ゴーヤー」と表記できないでしょうか」とお願いをしていましたね。(笑)
きっとその沖縄人も八重山出身ではなかったのでしょう。 未だに東京のスーパーでは「ゴーヤ」と表記されていますので、あまり効果はなかったかもしれませんね。笑

「ゴーヤ」でも「ゴーヤー」でも正解で良いじゃないか。 広い心でゴーヤーを愛して行こう! ではでは。
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