友人が沖縄本島から石垣島に移住していた!
沖縄本島で生まれ育った友人が、2013年から2016年まで石垣島に移住していました。

どうも!このブログの管理人をしている沖縄人のヒロヒロと申します。今日は幼いころからの親友の話です。
移住と言っても実際には転勤になったんですけど、最近では石垣島や宮古島へ移住する人も多いので、沖縄本島の人が石垣島に住むとどうなるのか、参考なればと思って書いております。
友人の会社は、沖縄本島を中心としていて、石垣島、宮古島などに支店があるので、入社して間もない社員や、新婚の社員などに、急な転勤の話が来ることも珍しくありません。
友人も結婚したらすぐに転勤の話がきてしまって、最初から覚悟があったので、そこまで深くは考えずに石垣島に移住したのだそうです。
1、石垣島の1年目は本当に楽しくて仕方がなかった!
沖縄本島で生まれ育った人が、石垣島や宮古島に移住する人は少なく、むしろ石垣島や宮古島の人が、本島に移住することが多いです。
その理由としては、やはり進学や就職が離島では厳しいというのが圧倒的に多く、東京に出てくる人もいます。
だから極端な話をすると、沖縄本島に住んでいる人は、めったに石垣島や宮古島には遊びに行くこともないので、友人は石垣島に移住した1年目は、本当に楽しかったと語ったのです。
その他にも本島とは別の魅力を感じたと言っていました。
1-1「海の綺麗さが、本島とはケタ違い!」
そうりゃそうでしょうね、本島なんてどこもかしこも埋め立てが多くて、ビーチもほとんど人工ビーチです。
荒らされていない自然が残っているのは、本島を除く離島の方が圧倒的に多いと思います。
石垣島の海は、沖縄本島に住んでいた人でもビックリするぐらい綺麗で感動するのです。
1-2「渋滞が少ないと言うか無いに等しい!」
混んでいると言われても、本島から見ればなんてことはなく、どこに行くにも時間通りで快適だそうです。
住む場所によっては歩いて買い物にもいけるし、原付や自転車でも行動しようと思えば気軽にできるそうです。
本島とちがって街の規模が小さいので、店がそこまで散らばっていないんですね。
1-3「気軽に離島に渡って遊べる!」
(出典:ぱいぬ島ストーリーより)
石垣島の周りには、小浜島、竹富島、西表島、鳩間島、西表島、波照間島など、大小さまざまな島があるので、休みのたびに家族と出かけるのが最高だと言っていました。
しかも! 島と言ってもそれぞれ特徴があって、竹富島や西表島は何度も行って遊んだと、友人は言っていましたね。
2、石垣に移住して2年目も楽しかったけど
2年目にもなると、さすがにそこまで、アクティブに行動することもなくなり、だんたんと石垣島の生活にもマンネリしてきて、ちょっとだけ石垣島でのグレーな事にも気がついてきたと言っていました。
やはり良いことだけじゃないのは、みんな重々は承知しているけど、実際には住んでみないと見えない部分は絶対にあるんですよ。
印象的だったのは、友人は結婚していたのですが、もしも独身で石垣島に住み続けるとしたら「結婚できる気がしない」とも話していました。
今じゃ婚活サイトで出会える時代ではありますけど、石垣島ではお嫁さんが不足している話も聞きますからね。
2-1「物価が本島よりも圧倒的に高い!」
石垣島に住んだ当初から友人の奥さんは、物価の高さにビックリしていたそうですが、友人はそこまで気にしていなかったのか、本島に住んでいるときでさえ買い物をしたことがあまりなかったそうで、
たまに石垣島から本島に帰ったときにスーパーに行って、石垣島の価格と比べてビックリしたそうです。
多くの物は輸送して運んできますので、その分のコストが価格に上乗せされています。
石垣島で採れる野菜なら多少は安く手に入るそうで、他には道端で無人販売されている野菜など、少し形が悪いものなどが、100円や200円で売られていることもあるそうですが、
やはり何でも揃っているスーパーで買い物するのに慣れてしまうと、わざわざ探し歩くこともしなくなってしまったそうです。
2-2「娯楽がボーリング場だけで映画館もない!」
石垣島の海が、いくら綺麗で遊び放題だとしても、たまには他の遊びもしたいと思うそうです。

そりゃそうだよねー、いくら海がキレイとは言っても…
でも、いろいろと探しても石垣島で手軽に遊べる娯楽はボーリング場だけで、映画館もないしゴルフ場すらありません。(小浜島にはゴルフ場があるそうです)
となると、ひたすら飲み歩くか、人によってはスナックにハマってしまうのだとか、まあ男なら気持ちは分からなくも無いですが、もっと健康的に遊びたいですよね。
2-3「ダイビングショップ多すぎ!」
(出典:sea merrilyより)
ダイビングも娯楽と言えば娯楽ですが、友人も何度か潜ったりして遊んで見たものの、元々そこまで興味がなかったのか、何度も潜らなくても良いかなと思ったそうで、結局ダイビングは数回でやめたそうです。
石垣島には大小さまざまなダイビングショップがあるのですが、観光シーズンがひとたび終わると、そこで働いていた人たちの中には、
居酒屋でバイトをしたりして、どうにか11月から3月までを食いつないでいる人も多いそうで、ダイビングショップに限らず、
石垣島で観光客を相手にしている商売では、この11月から3月というのは、非常に苦しい経営をせまられるそうです。
ダイビングのインストラクターなど、沖縄らしい仕事に興味がある方は、いきなり移住するよりもリゾートバイトで体験移住するのがおすすめです。
2-4「床屋の態度がなんとなく悪い!」
石垣島でもダイビングショップのように、ありふれている商売もあれば、床屋など島にはライバル店が少ない商売をしている人もいて、とても強気な接客をしてくる人もいるそうです。
まあ、そこにしか店がないのなら、しかたなくそこを利用するとは思いますが、そうは言っても態度が悪いのはちょっとビックリですね。
3、石垣に移住して3年目になると…
友人の発言で一番ビックリしたのが、石垣島に移住して3年がたってしまうと、、、
「完全に飽きた!」

マ、マジで? たったの3年でそうなっちゃうの? そう聞かずにはいられませんでしたね。
いくらなんでも、3年で飽きるなんて……
でも、確かに言われてみれば転勤で移住しただけなので、昔から移住したくて覚悟していた訳でもなく、
いずれは本島に戻ることも約束され、そのつもりで最初の1年目から、思う存分に島を満喫すれば、そりゃ飽きてもしかたないな! と思ってしまいました。
3年目になると石垣島での唯一の楽しみは、市場に行って新鮮な魚をその場で買って、さしみにしてもらって、泡盛と晩酌することだそうです。なんとも贅沢な話。
4、石垣島の移住についてのまとめ
最後に、石垣島での仕事についてです。
友人は本島からの転勤だったので、仕事探しの苦労や収入が減る大変さはなかったのですが、いろいろな場面で収入の格差を感じたと言ってました。
石垣島の人と仲良くなればなるほど、楽しく飲んだりしていても、お金の話はある意味でタブーな感じがして、給料の話は口にはしなかったそうです。
現実的はことを言ってしまうと、やはり石垣島に移住をしても島を離れる人はいる。ほんとに人それぞれなんですよね。
若いうちは勢いで移住することもできますが、念のために引き返すことも想定しておかないと、何もかもが中途半端なままになります。
個人的には、石垣島に限らず沖縄への移住というのは、勢いも必要だけど、慎重な部分もないと無理です。
よく結婚よりも離婚が何倍も大変って言いますよね? 移住もそれと同じで、するのは簡単だけど、引き返すのは大変なんですよ。特に小さい島ほど。
もう友人は、すでに本島に戻っていて、今では過去の思い出になっているみたいですけど、引き返すときに会社と揉めて大変だったようですよ。
ではでは。
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