沖縄ではブラック企業が蔓延しているのか?
沖縄で2015年9月ごろに、月に162時間残業をしていた男性が、会社内で自殺未遂をしたとニュースがありました。
その男性は固定給で、残業代は支払われていなかった様で、しかもタイムカードすらなく、1日何時間の労働をしていたのかさえ不明だったというのですが、
それでもその男性の労災の認定が降りたのは、妻と毎日、出勤したことや帰宅することをメールでやり取りしていて、それが労働基準監督署で証拠として認定してもらえて、その男性は労災の認定が降りたというのです。
自殺未遂ってことは、この男性は命は取り留めているということでしょうから、本当に死ななくて良かったと思います。
タイムカードが無い会社はブラック企業の可能性大!
もともとは、その男性はタイムカードがあった様ですが、昇進してから「主任」という立場になってから、タイムカードがなくなったようです。
よく聞く話だと思うのですが、「役職がある人は残業代が出ない」というのは、一応、法律的には違法ではないみたいですが、
実はこれって基準が超あいまいで、企業によっては、形だけの役職を与えて、残業代をカットいている会社が多い!
本当に残業代がでない役職者って言うのは、
・経営者と同じような仕事内容をしていて権限があること。
・出勤時間は自由で、何時に出社しても退社しても良い。
・一般社員よりも給与や待遇が良くてはいけない。
ざっくりですが。
コレぐらいの立場じゃないと、本来は認められないはずなんですが、経営者と役職者で意見の食い違いが必ず出るので、結局は裁判に持ち込まないと判断できないことが多いのです。
だから、もしも職場で役職とかに関係なく、タイムカードが無いのであれば自分で把握するしかないので、「毎日、何時に出社して何時に退社した」とか、「何時から何時までは、お昼休憩をとった」とか、
できるだけ事細かに、その日の出来事とかをメモしておかないと、後々になって病気やケガなどで勤務ができなくなっても、働き損になってしまう可能性もあるのです。
ブラック企業から自分の身は自分で守る!
ブラック企業を沖縄から無くすなんて、ほぼ不可能に近いので、自分の身は自分で守るしかありません。
でも、1度でも就職してしまったら、そこから自力で抜け出すことができないと言う人も少なくありませんし、特に沖縄人は情に流されてしまう人も多いです。
企業をあてにし過ぎてはいけない!
このニュースの男性は、自殺未遂をする3、4年前からは、うつ病だったようなんですが、それでも働き続けてしまったのです。
この男性の家庭事情もあったのかもしれませんが、それでも、うつ病になっているのに働き続けるのは、非常に危ない状況だと思います。
会社も家族も把握はしていたみたいですが、会社はそれでも業務の改善はしておらず、この件に関しては、ノーコメントを貫いてますね。
また、家族の人も支えていたのかも知れませんが、こんな事態になってしまってはショックでしょうから、今後は無理のない生活をしてもらいたいと思いました。
もしかしたらこの男性は、とても頑張り屋さんっだったのかな?
なんて思ってしまうのですが、やはり自分の身は自分で守るしかないです。
辞める勇気というもの時には必要です。
今まで働かせてもらっていたのに、冷たい言い方かも知れませんが、こうしたブラック体質な会社であろうと無かろうと、どうせ辞めるなら、今まで働いた分はきっちりと受け取るべきだと思いますよ。
そうじゃないと、その会社は次々に人を使いまわすだけで、なんの業務改善もしないまま、また次の犠牲者が出る可能性が高いのですから。
おすすめ記事



最新情報をお届けします
Twitter で「沖縄が東京に住むと、」をフォローしよう!
Follow @okinawa101602