「去った〇月〇日」と言うのは沖縄だけで「去る」が正解!ではなぜ間違いなの?例文で解説!

 

ヒロヒロ
ヒロヒロ

どうも!管理人の沖縄人のヒロヒロと申します。

今日は沖縄で非常によく使われる「去った〇月〇日」の問題点についてです。

 

去った1月1日」と書かれた文章を読んだら、きっと沖縄人はなんとも思わないでしょう。

 

でもこれが沖縄以外の都道府県だったら、間違いなく指摘され、「去る1月1日」と訂正させられます。

 

わたしも昔は、なんの疑いもなく「去った」というのが普通だと思っていたのですが、東京に住んでから「去った」が間違いだと知りました。

 

たぶん沖縄から出なかったら一生知らないままだったかも知れません。

 

去った〇月〇日は間違いなんです!

 

沖縄の「去る〇月〇日」と「去った〇月〇日」の使い方の問題は、非常に根深いモノでして、学校からのお知らせだろうが、市役所からの案内状だろうが、沖縄のマスコミ関係だろうが、

 

みーんな「去った〇月〇日」という言い方をするのが沖縄です。(たぶん沖縄以外では絶対に使わない)

 

もちろん、正しい言い方をしている人もいますけど、ほかにも「去った月曜日」とか言ったりする場合もあります。

 

そして、そのことが間違いだということを知らなくて、沖縄に住んでいる人に対してわたしが、「去った〇月〇日」は間違いで、正しくは「去る〇月〇日」です。

 

 

沖縄県民「えぇぇぇぇぇぇーーーーーー!」

 

まるで、テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」みたいに、特定の地域だけにしかない文化や食べ物などが、実は全国的には全く知られていないと伝えて、ビックリさせるコーナーみたいになるでしょう。

 

ヒロヒロ
ヒロヒロ

ここで1つ余談ですが、

 

さきほどの「秘密のケンミンSHOW」で知ったのですが、山形県の一部の地域では、電話にでると「はい、鈴木です。」とは言わずに「はい、鈴木でした。」と言うそうです。

 

これって他の都道府県の人が聞くと、相当な違和感のある言い方ですよね?

 

それと同じぐらい「去った〇月〇日」と書かれた文章を沖縄以外の人が読んだら違和感を感じます。

 

だけど、「去った」という日本語も存在するので、沖縄では過去のことなんだから、「別に『去った』でいいさぁー!」ってな感じで口論になります。(笑)

 

それに加えて「なんで過ぎ去った日付を『去る』っていうの?」って聞き返されるんですが、その説明ってすごくむずかしくて、「去った〇月〇日」を信じて疑っていない人に説明しにくいんです。

 

「去る」は連体詞だからです。

 

ネットで「去る」を検索すると、使い方によって動詞にもなるし、連体詞にもなるということです。

 

沖縄県民「あーそうなんだ! 連体詞だったら『去った〇月〇日』は間違っているさぁー。」

 

ヒロヒロ
ヒロヒロ

ってなことにはなりません。(笑)

 

連体詞だからと言われてもピンとこないと思いますので、いつくか例文を出して説明していきますが、「去る」で説明をすると混乱するので、例文には「ある」で説明をします。

 

例文1 動詞の「ある」

 

・『机の上にゴーヤーがある

 

「机の上にゴーヤーがある」と書かれていたら、ゴーヤーが存在している意味となります。 他にも…

 

・「机の上にゴーヤーがあります

・「机の上にゴーヤーがあった

 

と書かれていも日本語として意味は通じますので、この場合の「ある」は動詞ということになります。

 

例文2 連体詞の「ある」

 

・『ある日の朝』

 

ある日の朝…」と書かれている文章を読もうとしたら、これから未来の話をするなんて想像する人はいないと思います。

 

ある日の朝…」と書かれていたら、昨日とか1週間前とか、1カ月前とか、これから過去の話をしていくと想像すると思いますが、

 

過去の話なんだから「あった日の朝」と書かれていたら変な文章になりませんか?

 

ヒロヒロ
ヒロヒロ

そう! これが連体詞なんです。

 

「あった日の朝」って変な言葉だと思いませんか?

 

先ほどの例文のように「あった日の朝」と書かれていたら、きっと沖縄人でも違和感を感じると思います。

 

これと全く同じことが「去った〇月〇日」と書かれている事になるので、沖縄以外の人には、とってもとっても違和感を感じてならないのです。

 

「去る」という言葉は、もうそれ自体で「過ぎ去る」という意味を持っているので、「去った」と変換しない場合もあるのです。

 

「去った」という言葉をつかう場合は、「この世を去った」とか「台風が去った」など、日付に関係のないときに使う言葉なのです。

 

「去った〇月〇日」問題のまとめ

 

わたしのブログには、「沖縄の人が使う方言ではない変な表現の日本語」シリーズというのがあって、方言ではないけど沖縄でよく使われる変な言葉を調べています。

 

その中で「去る〇月〇日」を「去った〇月〇日」という問題点に気がつき、いろいろと調べていたら、そもそもなんで「去った〇月〇日」と言ってはダメなのか?

 

その理由をネットでいくら調べても見つからないんです。(5時間以上は調べてこの記事を書いています。笑)

 

なんとなくダメ理由はあっても的確な理由が見つからないといいますか、そもそも「去った〇月〇日」なんて表現すること事態が、沖縄以外の都道府県では思いもしないことではないのか?

 

つまり「去った〇月〇日」なんていう表現は、そもそも使ってる人なんていないから、誰も不思議には思わない!

 

だから「去る〇月〇日」を「去った〇月〇日」といってはダメな理由が、なかなか出てこないという結論にいたりました。

 

「去った」でも気にしない!みんな使ってるからね。

 

沖縄ではこうした細かいことを指摘すると怒る人が多い。

 

「なんで別にいいさぁ~」こうしたユルいところが沖縄の良いところでもあるでしょう。 それは私も同意しますよ。

 

でもこれを読んでも今さら変えられないし、言い慣れた言葉があるからと、沖縄人の中には納得できない人もいると思います。

 

もう今さら訂正されても、ずーっと「去った」を使ってきてますから、今後も変わらず「去った〇月〇日」といい続けると思いますが、

ありがちなのが冠婚葬祭の場でこうした言葉を使いますから、間違っても沖縄以外の都道府県で、「去った〇月〇日」なんて言わない様に! ほんと大恥かきますよ!

 

ではでは。

 

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