2016年台風は沖縄にいくつ上陸するのか?
2016年は、6月まで1つも台風が発生することなく、
7月3日にようやく、沖縄のはるか南の沖合いで台風1号が発生しました。
6月まで台風が1度も発生しないというのは、大変珍しいことで、
気象庁のデータでも、過去に3回しか例がないほどなんです。
そこで2016年は多くの台風が発生するのか?
といろいろ調べたのですが、実際にはそこまで多くは無い結果でした。
↓
となると、次に気になるのは台風が上陸する数です。
台風と言うのは発生はしても、遠くの海で消えることもあるので、
接近したり上陸しなければ、日常生活に影響がない場合もあります。
そこで気象庁のデータを元にして、2000年から2015年の間で、
沖縄に接近した数と上陸した数を調べました。
すると、与那国島から奄美大島までの間で毎年平均で、
接近数が「8.4」、上陸数が「2.8」という結果になりました。
接近数とは、台風が気象官署の300km以内に入ることで、
上陸数とは、台風の中心部が海岸線に達した場合の数です。
そして、接近も上陸も、そのほとんどが7月から8月に集中していて、
2016年もほぼ7月から9月に台風の影響を受けると考えられます。
1973年の台風を詳しく調べてみました!
あくまでも個人的な予測ですが、2016年は、
6月までに1つも台風が発せしなかった珍しい年ですので、
もしかすると、過去にも6月まで台風が発生しなかった年から、
変わった傾向があるかも知れないと思って調べました。
すると、1973年も6月まで1つも台風が発生しなかった年で、
1973年は7月から11月までに「21」の台風が発生しました。
その内、沖縄に接近した数は、たったの3つだけで、
上陸したのは1つだけで、平年並みだと思ったのですが、
7月だけは、台風が7つも発生して、
この7つの台風というのは平年よりも多い発生数ですので、
たまたま接近も上陸も少なかったものの、
もしも半分以上が接近や上陸していたら、平年よりも多くなります。
2016年の7月も、もしかすると多くの台風が、
発生する可能性がなくは無いと言えるかもしれません。
1998年の台風を詳しく調べてみました!
1973年ともう1つ、1998年も6月まで台風が発生せず、
7月になってやっと1つ目の台風が発生したのですが、
1973年と違って、1998年の7月は、
その1つの台風が発生しただけでした。
ん?ということは、
必ずしも6月までに台風が発生しなかったからといっても、
7月に多くの台風が発生する訳ではないという事です。
そして、1998年は年間でも「16」しか台風が発生していなくて、
極端に台風の発生数が少ない年となったのです。
2016年の台風は予測不可能?
やはり気象に関することは、予測が困難です。
(これを言っちゃうと何にも言えねぇ!ってなるんですが)
過去のデータから探ってみても、多い年も少ない年もあって、
2016年がどっちになるかなんて、予測するのは難しいです。
最近では昔と違って、気象観測の技術が進歩していて、
台風の進路予測なども非常に細かくなっています。
そうしたことから、発生した台風に関しては、
つねに気象庁からの速報を見て台風対策を行うのが良いでしょう。
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