
どうも! 沖縄人のヒロヒロです。
今回は「沖縄に移住する場合の仕事」についてです。
沖縄に移住しても働きたい人が47%
三大都市圏と福岡県で『沖縄移住』を希望する500人にアンケートをとった結果。
- 『移住後も働きたい』_235人(47%)
- 『働くつもりはない』_109人(21.8%)
- 『たまに働く程度』_103人(20.6%)
- 『分からない』_53人(10.6%)
(引用:沖縄振興開発金融公庫「沖縄県への移住意向に関する調査」より)
沖縄に移住したい人は年々増える傾向にある中で、定年退職してのんびり移住したいと思っている人もいれば、若いうちから沖縄に移住したい人もいます。

個人的には『移住後も働きたい』-235人(47%)って少な過ぎ!と思ってしまいましたが、沖縄人の私でも仕事と収入で悩みまくっていますので、このアンケート結果を深く読み取っていきますね。
『沖縄移住』のアンケートを行った三大都市圏ってどこ?
まず『沖縄移住』に関するアンケートをした三大都市圏ってどこ?ってところから疑問がわいてきます。
それによって地域性の考え方がそれぞれ出ますから、ただ単に「あ~みんなそうなんだ!」とは思わないほうが良いです。
北海道と沖縄の人が同じ価値観なワケないし、東京と沖縄なんて丸っきり逆の考え方をする人も多いですからね。
三大都市圏がどこのことなのか『沖縄移住』のアンケート内容を確認したところ、
- 首都圏:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県。
- 中京圏:愛知県・岐阜県・三重県。
- 近畿圏:大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県。
これに福岡県を加えたのが、このアンケートを実施した三大都市圏ということになりますので、それを踏まえて沖縄での仕事についてまずは考えてほしいです。
『沖縄移住』のアンケートを受けた人の年齢
『沖縄移住』に関するアンケートを受けた人の年齢は、20歳から69歳までの計500人ということになってはいるのですが、その内訳を男女別と年齢別にすると、
【沖縄移住を希望している男性の年齢と人数】
- 20代_13人
- 30代_59人
- 40代_59人
- 50代_60人
- 60代_59人
【沖縄移住を希望している女性の年齢と人数】
- 20代_35人
- 30代_56人
- 40代_57人
- 50代_56人
- 60代_46人
圧倒的に年配層が多い! 20代の男性が13人しかいないのに30代になるといっきに増えているのは、なんとなく社会の縮図が見えてくるからでしょうかね。
アンケートを受けた人の年齢層が高めということも頭に入れつつ、他のアンケート項目にも目を向けていきましょう。
『移住後も働きたい』_235人(47%)の内訳
移住後も働きたい人の内訳。
- 『正社員』_81人(34.5%)
- 『アルバイト』_54人(23%)
- 『自営業』_41人(17.4%)
- 『その他』_59人(25.1%)
このような結果になっていますが、現実はキビしくて、沖縄の求人誌「アグレ」が調査した結果では、正社員の募集が行われているのは、全体の2~3割程度しかないそうです。
2012年から比べると、求人の掲載数は2倍ほど増えてはいるけど、それでも正社員の募集は限られているのだそうです。
実際に私が「アグレ」の「おシゴト検索」というメニューから全体の求人数を調べたら「2996件」でした。(2017年3月時点)↓
「2996件」のうち正社員の募集は「935件」という結果。↓
「2996件」のうち「アルバイト」「パート」が「1605件」↓
「2996件」のうち「契約社員」「派遣社員」が「905件」↓
沖縄の若者も正社員になりたがっているのに!
正社員の募集が「935件」でも、その中から業種、職種、給与、勤務時間、勤務形態などを考えると、はたして自分に合った職場がみつかるのか不安です。
求人数が多いにこしたことはないのでしょうが、沖縄の人口が約140万人ということを考えると決して多いとは思えません。
ひと昔前は、「正社員よりも契約社員が気楽で良い」とか「責任ある仕事はやりたくない」とかで、若者がそもそも正社員になりたくないと報道されることもあったが、
2016年になって「アグレ」の求人サイトに、新規で登録した人にアンケートをしたところ、「正社員希望」が男女ともに1位でした。

てことは、『正社員』を沖縄人と移住者で奪い合うことになるのではないのか? でも実際にはそこまでの奪い合いにはならないかも! それは……
10年以内に移住したい人は少ない!
『沖縄移住』に関するアンケートに答えた500人の移住する時期の結果。
- 「将来的に検討したい」_381人(76.2%)
- 「10年以内に検討したい」_119人(23.8%)
しかも「沖縄のどこに住みたいのか?」上位の結果が……。
- 那覇市_134人(26.8%)
- 石垣市_67人(13.4%)
- 宮古島市_41人(8.2%)
- 竹富町_20人(4.0%)

離島への憧れ強すぎるよー! あくまでも「移住できたら良いなぁ~」ぐらいの考えなのかも知れませんね。(そりゃそうだわ)
離島を否定するつもりはありませんが、「離島=仕事無し」ぐらいに思っておかないと、子育て世代には相当な覚悟が必要です。
逆に定年退職してから離島に移住したいと思っていても、今度は医療設備の問題もあって、どっちにもメリット・デメリットがありますからね。
最後に定年退職からの沖縄移住
1番最初に紹介した『沖縄移住』に関するアンケートの結果で、
- 『移住後も働きたい』_235人(47%)
- 『働くつもりはない』_109人(21.8%)
- 『たまに働く程度』_103人(20.6%)
- 『分からない』_53人(10.6%)
このアンケートに回答した人の年齢層が高いってことで、このような結果にはなっていると思うのですが、定年後の第二の人生を年金だけで沖縄で過ごせるのか?
実は沖縄の物価は以外にも高いです。 沖縄をイメージだけで見ている人は、東南アジアの物価ぐらい安いと勘違いしている人も年配者には多いです。

実際に私が東京でいろいろな人と話す機会があると、年配者ほど「沖縄って家賃が安いわよね~」とか言ってきます。(笑)
たしかに沖縄の家賃は東京に比べれば安いのですが、(那覇市内の3LDKでこの値段)↓
(出典:キャッシュバック賃貸)
生活するには、家賃だけ見ても意味がなくてですね。
生鮮品などは船便などの物流コストが上乗せされるので、物価全体としてみると沖縄は安いとは言えないのです。
すでに若者は、年金なんてあてにしていませんから、定年後に備えなきゃという意識が高いと思うのですが、
今後は年金も減っていくでしょうから、定年後も沖縄で働くことも想定はしておいた方が良いと思います。
さて長くなりましたが最後に、沖縄移住での仕事や生活についてまとめると、
- できるだけ先に仕事を見つけてから移住すること。
- 本島、宮古、石垣などの下調べは入念に行うこと。
- 万が一うまくいかなったことも念頭に入れておく。
ほかにも上げたらキリがないのですが、一部には「もっと気軽に移住しちゃえば?」みたいな意見もありますので、あなた次第ではあります。

でも、沖縄に永住したい想いが強ければ強いほど、入念な下調べと言うのは必要だと私は思っています。 調べすぎて混乱することもあるけどね……。(笑)
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