沖縄人は熱中症に強いのか?
年中気温の高い沖縄に住んでいる沖縄人は、
暑さに強いと思われるかもしれませんが、
決してそうではありませんよ。(笑)
毎年6月ごろから徐々に、全国各地で熱中症によって、
病院に搬送される人が増える傾向にある中で、
沖縄でも熱中症には気をつけないと危険です。
先日、総務省消防庁が2015年6月中に、
全国各地で、熱中症によって救急搬送された人が、
3032人と発表しました!
しかも、
その中で一番人数が多かったのが沖縄県で、
262人が救急搬送されそうです。
2番目に多かったのは、埼玉県の191人。
3番目に多かったのは、東京都の178人。
埼玉県と東京都は、人口も多いので、
それだけ人数も増えるはずなのに、
沖縄県の人数が上回るなんて驚きです。
どうして沖縄で6月に熱中症が増えたのか?
6月に熱中症になった人が多かったのは、
沖縄地方の平均気温が、過去最高だったことと、
例年に比べて、梅雨明けも早かったことだと、
考えられているそうです。
たまに言われるのですが、
関東で35℃を超えると、沖縄は38℃ぐらいまで暑くなると、
勘違いされている人がたまにいます。
まあ、
天使予報を見てもらえれば分かるのですが、
最高気温だけで比べると、
沖縄よりも暑い都道府県というのはたくさんあります。
意外かもしれませんが、
沖縄の過去最高の気温というのは、
35.6℃なんですよ。
だいたい沖縄の最高気温は、
35℃は超えずに、34℃になることが多いです。
ですが、沖縄の暑さの一番の特徴は、
日差しの強さと湿気です。
これもよく言われるのですが、
沖縄の夏はカラッとしていて、
東京の暑さよりも楽だと、思われている人もいます。
私から言わせてもらえば、沖縄で暮らしていたときよりも、
東京の夏のほうが、カラッとしている気がします。
(東京は風が無いので気温は高めですが)
沖縄は海が近いせいか、湿気ですぐにベタつくので、
気温が30℃以下でも、なんだか蒸し暑く感じるのです。
日射病や熱射病って知っていますか?
昔は熱中症と言わずに、「日射病」とか「熱射病」って、
沖縄ではよく言っていたのですが、
どうも最近のニュースなどでは、
「日射病」も「熱射病」も聞かなくなりましたね。
いろいろと調べて見ると、
昔は熱中症の症状によって、細かく分類していたようで、
「熱射病」は、熱中症の中で、
もっとも症状の重い状態を表していたそうですが、
近年では、
熱中症を、軽度、中度、重度のように、
シンプルに三段階に分けているそうで、
「熱射病」という言葉は、あまり使用していないようです。
一方、「日射病」と言うのは、
日差しからの影響を受けることに限定されていて、
熱中症の中に、分類されていないだけでなく、
実は、正式な医学用語ではないそうです。
まずそのことに驚きましたが、
「日射病」は炎天下での運動などが原因で、
沖縄では日差ざしの強さから、特に注意が必要でした。
でも最近では、
節電などのエコ意識が高まっているせいなのか、
室内で脱水症状になる人も多いので、
「日射病」や「熱射病」などとは言わずに、
熱中症と言うように、なってきているのだと思います。
沖縄で熱中症にならないように、
気をつけてくださいね。
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