沖縄は労働法違反が普通なのか?
沖縄労働局が、2015年の間に調査をした企業は1069ヵ所あって、
そのうち労働関係法違反があった企業が82%もあり、
監督や指導を行った件数が、873ヵ所あったと発表しました。
しかも、沖縄の企業の違反率82%というのは、
実に全国平均の69%よりも上であるということも発表されました。
個人的には、やっぱりそうだよなぁ、、、と思ってしまうほど、
この数字は改めて、沖縄の労働環境がいかに悪いかが、
改めて示されてしまった結果だと実感しますね。
沖縄では、もうこの手の話は聞き飽きるほど、
「経営者VS労働者」なんていうのは日常茶飯事です。
これでまた、公務員の人気がさらに上がるでしょうし、
まともな企業を探すほうが、沖縄では難しいかも知れません。
沖縄の企業の法令違反の内容とは?
企業の法令違反でもっとも多かったのは、
時間外労働に関する違反が、240ヵ所もあり、
次に多かったのが残業代の不払いに関する違反で、
これが201ヵ所にものぼったそうなんです。
いったい全体、従業員をなんだと思っているのでしょうか?
沖縄では、いまだに古い体質というか、
サービス残業、休日出勤なんて当たり前だと思っている経営者も多く、
それなのに、平均年収は全国で最下位ですから、
なんともやるせない気持ちでいっぱいです。
訴えを起こす人も少ないと思います!
では、そんな労働法違反をしている企業を、
従業員が訴える件数がどれぐらいあったのかと言いますと、
2015年のうちに処理されたのは、たったの406件だけ。
実際には訴えを起こしたくても起こせないという人が、
大半を占めるとは思いますが、それでもこの件数は少ないと思います。
ちょっと古いデータですが、2012年の時点で沖縄には、
法人や個人事業主を合わせると、5万もの企業が登録されています。
それなのに、訴えを起こした件数が406件ですから、
訴えを起こす人の方が、超レアなケースだということになります。
もしかしたら、訴えを起こすことに時間を使うよりも、
次の職場を探すほうが良いと思う人が多いのかも知れません。
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