ディズニーランドの話は今に始まったことではない!
沖縄本島にある普天間基地というのは、
宜野湾市のほぼド真ん中にあって、
私が産まれるずっと前から何かと問題視されてきました。
そんな普天間基地の跡地に建設案が浮上したのが、
あのディズニーランドです。
いろいろと新聞やニュース番組では、
新たな展開として報道もされて、賛成?反対?などと、
地元の意見を聞いたりしているようですが、
正直言って、ふーんって感じなんですよね。
と言いますのも、
宜野湾市やその周辺の市町村に住んでいた人なら、
たぶん誰でも1度ぐらいは小中学校で、
普天間基地について考える授業を経験しているはずで、
その時に必ずと言ってもいいほど出てくるのが、
「もしも、普天間基地がなくなったら何が出来るのか?」
という問題なんです。
そして、その時に必ず出てくる案と言うのが、
巨大な遊園地ができて欲しいという意見なんです。
もちろん、子供の考えることですので、
本当に実現するには無理があるとは思っていましたが、
それでも1度ぐらいは、
ディズニーランドのような遊園地を夢見たことがあるはずです。
だから地元の人から言わせてもらえれば、
ディズーランドが出来るかも知れないって言われても、
実際には小さい頃から、なんとなくそういう噂はあったので、
そこまで真新しいできごととは、到底思えないんですよ。
そして、単なる噂話だった遊園地の話が、
まさかこうして新聞沙汰になるまでになってきて、
だんだんと現実味が出てきた感がありますが、
たとえそういう計画があったとしても、
実際にディズニーランドの運営会社である、
オリエンタルランドは、12月9日の時点でマスコミに対して、
オリエンタルランド側からすれば、
“親同士が勝手に縁談を進めてきて、急に結婚しろ!”
百歩ゆずって、もしもオリエンタルランド側から、
沖縄に進出したいという意見があったのなら、
普天間基地の跡地に限らず、私は大歓迎なのですが、
実際には、政治的な利用にしか見えないですよ。
もしも沖縄にディズーランドができるとしたら、いつできるの?
じゃあ仮にですよ、あくまでも仮に普天間基地の跡地に、
もしもディズニーランドができると想定したらですが、
実現するまでには、30年ぐらいは掛かると思いますよ。
そう思う理由は2つあるのですが、
まず1つ目の理由として、
そもそも普天間基地の返還計画というのは、
1996年にも非常に高まった時期があって、
その時には、5年から7年以内に返還を目指すというのが、
日米で合意されていたのに、
2016年の時点で、すでに20年も経ってしまいます。
それに今の返還計画だって、本当に最後までいくのか?
本当にそれで良いのか?という疑問もたくさんあります。
そして、2つ目の理由は、
ディズニーランドって、1983年に開園しているのですが、
アメリカのディズニーとライセンス契約を結んで、
実際に東京ディズニーランドを開園するまでには、
どれぐらいの年月を要したのか分かりますか?
調べてみると、アメリカのディズニーと、
オリエンタルランドの初交渉は1974年となっていました。
なんとディズニーとの初交渉から開園まで、実に9年間!!
当時は、アメリカ以外にディズニーランドはなかったので、
今だったら、もっと早い交渉ができるのかもしれませんが、
それでも、そう簡単なことではないという事は、
お分かりいただけると思います。
しかも、何かと問題の多い普天間基地の返還は、
はたして今後はどうなっていくのか不透明な状態ですので、
オリエンタルランド側からすれば、
“既婚者がいる人と、先の見えない結婚式の計画をする”
って感じではないでしょうかね。
普天間基地が返還される見込みとして、
建設計画を進めることも、できなくはないと思うのですが、
東京ディズニーランドやディズニーシーのことでも、
すでに頭がいっぱいなことだってあるはずですから、
それなのに、沖縄での建設計画の話を進めるなんて、
そこまで乗り気にはなれないと思うんですよね。
そうなると、当然ディズニーランドが完成するのだって、
相当な年数が掛かるのは目に見えています。
もしかしたら20年、30年が経っても、
まだ足場も完成していない可能性だってありえますので、
その頃の沖縄ってどうなっているのでしょうか?
日本はこれから人口減少、少子高齢化など、
いろいろな問題もあります。
もしかしたら、
未来では時代遅れになっている可能性もなく
夢を壊すようで申し訳ないのですが、
私はこうしたことをいろいろと考えてしまいます。
おすすめ記事



最新情報をお届けします
Twitter で「沖縄が東京に住むと、」をフォローしよう!
Follow @okinawa101602