
どうも! 沖縄人のヒロヒロです。
今回は「2016年の沖縄のサンゴが白化」した問題についてです。
2016年沖縄のサンゴが白化
沖縄のサンゴが白化し始めていて、このままでは沖縄の半数以上のサンゴが死滅してしまう可能性もあるという。
特に2016年は、石垣島と西表島の間にあるサンゴ礁の白化が深刻化していて、そのほかにも沖縄各地で多くのサンゴの白化が見られるそうなんです。

私が言うまでも無くこれはかなり深刻な事態です
サンゴが白化してしまう原因は後で詳しく解説しますが、2016年の1番の原因は台風の少なさだと言われていて、台風が少ないせいで海水温が上昇してしまうからサンゴが白化してしまうのです。
実際に2016年の1月から7月末の時点で発生した台風はたったの3つで、これはかなり少ない数字でやっと台風1号が発生したと思ったら、沖縄に上陸することはなく台湾の方へ過ぎ去ってしまいました。(気象庁調べ)
こういう理由から、台風と言うのは観光客にとってはやっかいな問題ですが、サンゴにとっては非常に重要なことなんです。
でも台風って、人の手ではどうすることもできないので、サンゴの白化を抑えるためには、ひたすら台風を待つしか対策はできないのです。
サンゴが白化する原因とは?
海水温の上昇によって褐虫藻(かっちゅうそう)を失ってしまうからサンゴは白化するのです。

褐虫藻(かっちゅうそう)ってナニ?
褐虫藻(かっちゅうそう)についてですが、そもそもサンゴというのは動物で、自分自身では酸素を作り出すことができなくて、変わりに光合成をおこなってくれる褐虫藻という生き物と共に生きているんです。
その褐虫藻は、海水温が高いと生きていけずサンゴから放出されていくので、それが原因でサンゴが白く見えてしまい、褐虫藻を失ったサンゴは少しづつ死んでいくのです。
サンゴの白化というのは、この褐虫藻が深く関わっていて、他にも水質の汚染などが原因で、褐虫藻がサンゴから放出されてしまうこともあったり、
海中のプランクトンが異常発生した場合でも、光が十分に届かなくなり、褐虫藻が光を求めてサンゴから逃げてしまうこともあるそうなんです。
サンゴはダイビングをしない人にとっても重要!
サンゴが白化して死滅するということは、ただ単にダイビングをする人がガッカリするとか、そういう問題だけでなく、
サンゴの褐虫藻が光合成をすることによって酸素が発生しますので、地球上の生物にとってもなくてはならない存在です。
今は台風が来ることを祈るばかりですが、1度でも死滅してしまったサンゴが元にもどるには、非常に時間がかかりますので、
海水浴に行った際には、サンゴを踏んで壊したりしないように心がけておかないといけませんね。
おすすめ記事



最新情報をお届けします
Twitter で「沖縄が東京に住むと、」をフォローしよう!
Follow @okinawa101602